和風住宅(木部)
住宅外部の木部は外壁や屋根と比べて劣化しやすい箇所です。
※和風住宅(洋風住宅も一部あり)に多く見られる化粧柱・はり・破風等は厳しい外部環境(紫外線・雨等)により、劣化の進行が早く5~8年で塗り替えが必要となります。
木部の劣化が進行すると・・・
※木部の劣化はほおっておくと、木が腐食して木自体の取り換えやトタン板金で補修することになり、費用がより多くかかることになります。
木部は塗装を行って保護をしますが、年月の経過と共に劣化して木部がむき出しになってきます。むき出しになった木部は降雨時や湿度が高い時に、木部の繊維が水分を吸収します。晴れたときは水分を排出します。その繰り返しを行います。そのとき木部の繊維が収縮を繰り返し、その過程で木部の繊維が劣化していきます。
その劣化を遅らせるためには塗り替えが必要となります。
木部の塗装の種類
塗料の仕上りで大きく分けて2種類になります。
①浸透型木材保護塗料
- 木部に浸透して木部を保護します。木の地が出るので見た目がきれいですが、薄い色を塗装すると汚れ等が目立ちやすくなります。化粧でいう化粧水みたいな感じです。
②造膜型木材保護塗料
- 木部表面に塗膜を作って木部を保護します。木の地は見え辛いのですが、表現力に欠けます。化粧でいうパックみたいな感じです。
木部の塗装工程
素地調整
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上塗り1回目
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上塗り2回目
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ポイント
- 木の劣化が進行している個所は上塗りを3回行うとよい。しっかり木に塗料が浸透して長持ちする。